そばかすに悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
若いときにはチャームポイントであっても、年齢を重ねていくとシミのようにも感じるそばかす。
そんなそばかすを消すには、
レーザー治療
フォトフェイシャル(光治療)
ピーリング
内服薬
といったものがあります。
そのなかでも、もっとも効果があるといわれているレーザーによるそばかす治療を紹介します。今回は、気になる治療の値段や期間、痛みについてお伝えします。
そばかすとは
そばかすとはいったい何なのでしょう?
スズメの卵のような斑点ができることから、専門用語では「雀卵斑(じゃくらんはん)」と呼ばれています。顔や首、前腕に出ることが多く、手、背中や胸元、肩などのデコルテにもみられる直径1mmから5mm程度のものがそばかすです。
主に3歳前後以降に出始めて、思春期がピーク。
年齢を重ねるとともに薄くなることが多いのですが、症状が悪化すると残ってしまうこともあります。
メイクなどで隠すこともできますが、あくまでも一時的です。
シミのようになってしまうと、鏡を見るのも憂鬱になる…そうなると、そばかすはチャームポイントではなく悩みのもとになってしまいます。
そばかすができる原因
気がつくとそばかすがあったというのが良くある場合ですが、そばかすができるには原因があります。また、大きくなったり目立つようになったりすることも珍しくありません。その代表的な2つを挙げて紹介していきましょう。
そばかすのできる原因の一つ目は遺伝です。
メラニンが肌に沈着することでできるシミと同じです。しかし、そばかすの場合はシミが後天的な原因でできるのに対して、遺伝だということ。
家族のなかで、そばかすがあるのは自分だけというのは少ないでしょう。だいたいの場合、両親のどちらかにそばかすがあるのが普通です。
遺伝によって、紫外線に対して弱い肌が受け継がれたために、そばかすできやすくなります。
思春期の頃にそばかすが目立ち始め、年齢を重ねるごとに、消えていく人もいますが、残る人も少なくありません。とくに色白の人や皮膚の薄い方は、メラニンの影響を受けやすく、そばかすが消えない傾向があります。
そばかすのもうひとつの原因が、紫外線による日焼けです。
紫外線から肌を守るためのメラニンは、新陳代謝によって落ちてしまえば、そばかすやシミになることはありません。しかし、受けた紫外線、作られるメラニンのバランスが崩れると、シミやそばかすになってしまうのです。
若いころは新陳代謝が良く、肌のターンオーバーが正常に行われるため、増えることはありません。しかし、年齢とともに衰えて代謝が悪くなると、もともとあったそばかすが消えず、そのまま残り目立つようになってしまいます。
紫外線を浴びたら、すぐにそばかすやシミになるわけではありません。日焼けよるダメージの積み重ねが原因です。とくに紫外線は一年中降り注いでいますので、季節に関係なく日焼け対策をする必要があります。
それでも増えてしまった場合は、治療を受ける以外ありません。
そばかすとシミの違い
そばかすの正式名称は「雀卵斑(じゃくらんはん)」といい、特徴は薄いものから茶褐色のものまでありますが、細かい斑点が鼻の周辺や頬など限られた場所に現れるものです。
一般的に「シミ」は老人性色素斑といい、顔に限らず手の甲や腕などにも現れます。そばかすは生まれつきであることが多いのに対し、シミは主に紫外線が原因でできます。
そばかすを消すレーザー治療の特徴
主に生まれつきが原因のそばかすですが、レーザー治療で消すことができることも多いため、気になる人は試してみる価値ありです。そばかすを消すレーザー治療の特徴について、紹介していきますね。
施術時間はわずか10分
そばかすを消すのに効果的なのがレーザー治療です。真皮層にあるメラニン色素にも反応しやすく、それらを焼いて破壊することで改善します。
人によっては1回の治療でも効果が期待できます。ピンポイントで照射するレーザー治療の場合、1カ所5〜10分ほどで終わります。光治療が約1時間かかるのに対して、短時間で治療は終わります。
ダウンタイムがほとんどない
レーザー治療の直後は赤みや腫れが出て、軽い火傷状態になりやすいです。しかし、赤みや腫れは2〜3日もすれば引きます。その後、レーザーを当てた箇所は、かさぶたができます。目立つかさぶたは、保護シールなどでガードします。
このかさぶたは約1〜2週間ほどで剥がれ、元の肌に戻ります。紫外線に当たらないよう注意する必要がありますが、ダウンタイム期間はほとんどないと言ってもいいくらいです。
併用して施術を受けることで効果アップ
そばかすを消すのにレーザー治療がおすすめですが、併用して受けることで効果がアップする施術がありますので、ご紹介しますね。
①光治療
IPLといった光治療は、レーザーに比べると光の出力量がマイルドです。これだけではそばかすを消すのは難しいですが、肌のターンオーバーを促してくれる効果があり、レーザー治療との併用で、より速いメラニン色素の排出に期待できます。
②トラネキサム酸内服
トラネキサム酸は美白効果に期待できるアミノ酸の一種です。炎症やアレルギーを引き起こす「プラスミン」の働きを阻害し、美白以外にも肌荒れの改善や止血などの効果に期待できます。
主に肝斑の治療に使われますが、シミやそばかすを消すのにも効果的として、レーザー治療後に処方されることも多いので、ぜひ併用をおすすめします。
③ハイドロキノンやトレチノインを塗布
皮膚の漂白剤と呼ばれるハイドロキノンや皮膚のターンオーバーを活性化するトレチノインを施術後の肌に塗るのもおすすめです。塗る量や使用方法は、かかりつけ医の指示に従うようにしましょう。
そばかすを消すレーザー治療の種類と平均費用
そばかすを消すレーザー治療の種類と平均費用をご紹介していきますね。
レーザー治療①:レーザートーニング
レーザートーニングは、微弱なパワーで肌にレーザーを当てて、メラニンを徐々に減少させる治療です。今までレーザー治療ではできなかった肝斑の治療も可能。
肝斑の他にも、そばかすや色素沈着したシミ、くすみに効果的です。
料金相場 | 全顔で7,000〜9,000円 |
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施術時間 | 照射時間10〜15分 |
治療間隔 | 1~2週間に1回のペースで合計5~10回 |
副作用・リスク | 術後、数時間は赤みや痒みが出る |
レーザー治療②:Qスイッチヤグレーザー
Qスイッチヤグレーザーは、シミ(色素沈着)、ソバカス、肝斑の改善の他、肌質改善や若返り効果を得られるレーザーです。
2種類のレーザー機能で、今までレーザー治療はできないとされていた肝斑治療にもおすすめ。
ダウンタイムがないのがメリットの一つです。
料金相場 | 1ショット2,000〜5,000円 (クリニックよって1ショットの範囲が異なる) |
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施術時間 | 照射時間5〜30分 (照射数や範囲によって異なる) |
治療間隔 | 3週間以上あけて数回 |
副作用・リスク | 痛み・内出血・痒み 赤みが数日間くらい |
おすすめクリニック5選!
そばかすを完全に消すには、クリニックで医師が行うレーザー治療がおすすめです。
レーザー治療では、そばかすやシミの種類、肌の状態をよく診察した上で施術を行なってもらえるので信頼度が高いです。
ここでは、エリア別に代表的なクリニックを5院紹介していきます。
1.聖心美容クリニック
札幌から福岡まで11院を展開する「聖心美容クリニック」。美のかかりつけ医をポリシーにしている、地元優先のクリニックで、関西にあるのは大阪院のみです。
シミ治療で用いるレーザー治療機は、これまでより短い照射時間で効果を発揮できるピコレーザー。早いだけでなく痛みも少ない治療機です。そのほか光治療機のライムライト、ピーリング治療にも対応。内服薬として有効なトラネキサム酸錠を症状に合わせ750mm、1,000mm、1,500mmを処方しています。
料金 | プレミアム全顔 165,000円(税込) 直径1mm 5,500円(税込) |
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支払方法 | 現金/クレジットカード/デビットカード/QRコード/医療ローン |
カウンセリング | 無料 |
そばかすレーザー機種 | ピコレーザー |
その他サービス | 24時間緊急サポート |
2.TCB東京中央美容外科
TCB東京中央美容外科は全国に展開しているので、主要都市にはほぼクリニックがあります。カウンセリングを徹底して行い、顧客様には十二分に納得していただいた上で、施術を受けていただくようにしているので、お肌の悩みをしっかり聞いてくれるクリニックです。
そばかすの治療に使われているのは、短期間で高い治療効果を発揮する最新のピコレーザーです。従来のレーザーより高速で照射されるのが特徴で、シミなどの原因であるメラニン色素やタトゥーなどのインク粒子を徹底的に破壊します。
料金 | プレミア全顔 66,300円(税込) 直径1mm 6,600円(税込) |
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支払方法 | 現金/クレジットカード/デビットカード/QRコード/医療ローン |
カウンセリング | 無料 |
そばかすレーザー機種 | ピコレーザー |
その他サービス | アフターサポート、LINE友だち限定クーポン、学割、シニア割、交通費補助制度など |
3.銀座よしえクリニック
都内を中心に7院を展開する「銀座よしえクリニック」。銀座院は銀座、銀座一丁目、有楽町と3つのアクセスポイントがある通いやすいクリニックです。
「銀座よしえクリニック」でのそばかす、シミの治療はQスイッチヤグレーザー。メラニン吸収に効果の高い532mmレーザーを照射して、健康な肌を傷つけずに気になる部位だけを施術していきます。
そのほかにも、そばかすの治療法としてフォトフェイシャルM22、ライムライトなどの光治療がそろい、肌の状態を見極めながらオーダーメイドで施術を行ってくれます。
料金 | 10mm×10mm以内 11,000円(税込) |
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支払方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
カウンセリング | 当日相談のみの場合、初診料要 |
そばかすレーザー機種 | Qスイッチヤグレーザー |
その他サービス | クレンジング&マッサージ付き/当日料金支払いならカウンセリング無料 |
4.渋谷美容外科クリニック
「渋谷美容外科クリニック」の本院に当たるのが渋谷院。ほかにも新宿、池袋、新橋、横浜と5院のクリニックを首都圏に展開しています。
「渋谷美容外科」でそばかす、シミの治療が使用する機器は「Qスイッチヤグレーザー」。2種類の波長を組み合わせて照射していき、そばかすであればほぼ1度の施術で終了します。
そのほかにも、ケミカルピーリング、フォトフェイシャル、レーザートーニングなど美肌効果のある施術が、豊富にあるのも「渋谷美容外科」の特徴です。
料金 | シミ・そばかす(スポット照射) 3mm未満・1個 3,850円(税込) 1mm毎 1,320円(税込) |
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支払方法 | 現金/クレジットカード/医療ローン |
カウンセリング | 無料 |
そばかすレーザー機種 | Qスイッチヤグレーザー/トライビーム(YAGレーザー) |
その他サービス | カウンセリング無料 |
5.湘南美容クリニック
日本だけでなく海外にも展開しており、その数134院にもなり湘南美容クリニック。高品質な施術をリーズナブルな価格で提供しており、人気のクリニックです。
そばかすの治療には、ピコスポットというレーザーが使われています。シミの色素を破壊することで、自然な肌色に仕上がります。施術後の保護のためのテープも必要ありません。
20個以上のシミ取り放題のメニューがあり、多数に広がるそばかすの治療におすすめです。
料金 | シミ取り放題 63,000円(税込) 10個まで 26,000円(税込) 2mm以下 2,680円(税込) |
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支払方法 | 現金/クレジットカード/デビットカード/QRコード/ビットコイン/医療ローン |
カウンセリング | 無料 |
そばかすレーザー機種 | ピコスポット |
その他サービス | 安心保証制度、交通費支給制度、SBCポイントカード、 |
そばかすを消すレーザー以外の治療法は?
そばかすやシミを消すには、レーザー以外にもいくつかの方法があります。
複合的に使用する場合もありますので、簡単にどんな特徴があるかを解説していきましょう。そばかすやシミの症状、種類によっても違うので、専門医のもとでカウンセリングをしっかり受けることが大切です。
治療法①:フォトフェイシャル(光治療)
フォトフェイシャルもスタンダードなそばかすやシミの治療法。
光治療とも呼ばれ、IPLと表示されているのがフォトフェイシャルです。レーザーとは違い、いくつかの違う波長の光を当てることで、そばかすを薄くしていきます。
また、コラーゲンの生成がうながされるため、肌をきめ細やかにする、張りを取り戻す効果が得られるのも、フォトフェイシャルの特徴といえるでしょう。
効果がない場合は、フォトフェイシャルで肌のくすみを取った後、レーザー治療へと進むこともあります。
治療法②:ピーリング
ピーリングは、酸や金属アルミナを肌に吹きかけ、老廃物や古い角質を除去することで、肌を再生させる治療。
そばかすやシミだけでなく、くすみやニキビにも効果があり、エステでも行っているところがあります。医療機関で行う施術法は2つありますが、そばかすやシミ治療のメインはケミカルピーリングです。
ケミカルピーリングは、日本人の肌にもっとも合うグリコール酸を使い、表皮を剥がしやすくしてターンオーバーを早める治療です。人工的に新陳代謝を起こさせると考えるとイメージしやすいでしょう。
表皮が剝がれることで、自然治癒効果により、新たな肌を作られていきます。
少しの時間を置けば化粧をして帰宅することも可能です。
治療法③:内服薬
そばかすやシミを内服薬で治療する方法もあります。
治療する際に用いられる代表的な内服薬が、シナール・トラネキサム酸です。シミやそばかすを目立たなくするために肌の状態を整えてくれるのがシナール。新たなシミやそばかすができるのを抑えるのが、トラネキサム酸です。
トラネキサム酸は炎症を抑える効果があり、口内炎やのどの痛みの際にも処方されています。
ただし、妊娠中などには副作用などがみられることがあるため、医師にしっかり相談して処方してもらうことが大切です。
そばかす治療でよくある質問
そばかすの医療レーザー治療について、不安が疑問をもっている方も多いでしょう。
確実にそばかすを消したいのはもちろん、施術の痛み、料金、期間も知りたいところです。そのなかでも、とくに多い質問についてQ&A方式で紹介していきます。
Q1:レーザー治療の痛みはどのくらいですか?
レーザー治療の痛みは、施術前の不安材料になります。
以前は、ゴムで弾かれたような痛みを感じるという声はありましたが、現在の最新機種はかなり軽減されています。現在では痛みというより、熱を感じることの方が多め。ただそれも一瞬のことです。
冷却機能も高まっていますから、過去に聞いた印象は消してしまいましょう。もし不安があるなら、カウンセリングの時に聞くことが大切です。
Q2:どのくらいの値段で確実にそばかすを消すことができますか?
どのくらいの値段で確実のそばかすを消すことができるか…は、人それぞれというしかありません。
ただ、レーザー治療であればほとんどが1度の施術で取れます。
そうなると、平均的に6,000円~15,000円ぐらいで収まりますし、安いクリニックならそれ以下で済むこともあります。もっとも有効な施術は、現在Qスイッチルビーレーザーによるものなので、その機種を使っているクリニックに行くのが確実でしょう。
Q3:レーザー治療は何回通えばそばかすは消すことができますか?
そばかすのレーザー治療の場合は、1度か2度の通院で消すことはできます。
ただし、それはハッキリとしたそばかすだけで、部位により取り切れない場合があるのも事実です。
完全にそばかすを消すのであれば、まずフォトフェイシャル治療をして、それでも取れない残ったものをレーザーで照射して除去するのがベスト。
フォトフェイシャルの平均は3回から5回、それを経てレーザー治療を1、2回が完全治癒の回数の目安としましょう。
Q4:高校生でもレーザー治療は受けられますか?
基本的に高校生でもレーザー治療を受けることができますが、クリニックによっては19歳以上に限定されていることもあるので、お問合せされることをおすすめします。
また未成年の場合、カウンセリング・施術を受けるのに、親権者の方の同伴・同意書が必要です。クリニックによっては、同意書がダウンロードできるようになっているので、来院前に準備しておくことができます。
Q5:生まれつきのそばかすもレーザー治療で消せますか?
生まれつきのそばかすもレーザー治療で消すことができます。化粧品などで自力で消すことは難しいため、美容クリニックのレーザー治療が一番おすすめです。
クリニックのレーザー治療であれば、皮膚の深い層の部分の色素沈着にもアプローチできます。フォトフェイシャルやピーリングでは除去が難しいそばかすにも効果的です。
まとめ
そばかすのレーザー治療、その他の施術を紹介してきましたがいかがでしたか。
フォトフェイシャルや内服薬を使用しての治療も可能です。しかし、もっとも確実なのはレーザー治療。それは、医師が行う施術だからということもあります。
そばかすだと思っていても、シミ、ほかの要因でできたメラニンの沈着のケースがあるのです。その見極めは医師にしかできません。
そばかす治療を行えるクリニックのほとんどは、レーザーだけでなくフォトフェイシャルでの施術可能で内服薬の知識も豊富です。
レーザー治療をおすすめするのは、それがもっとも効果があるというだけでなく、医師が肌の状態がみられるということにあるといった方が正しいでしょう。
こちらの記事を参考に、ぜひそばかす治療を行ってみましょう。